肥満体型を気にする女性

肥満と遺伝子は関係があるのか?

太りやすいという自覚がある人は、肥満の遺伝子を受け継いでいる可能性があります。
ヒトの遺伝子は約3万種類あると言われており、その中で肥満に関係があると考えられている遺伝子は約50種類です。
その中でも特に肥満に関連している重要な遺伝が3種類あります。

  • β3-アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)
  • 脱共役蛋白質1遺伝子(UPC1)
  • β2-アドレナリン受容体遺伝子

この3種類の遺伝子の有無を調べることで肥満になりやすいかどうか解析することが可能だとされています。

β3ARは脂肪分解やエネルギー消費において重要な役割を持っています。
この遺伝子の有無により、基礎代謝量が1日で約200kcalも変わってきます。
また、内臓脂肪が付きやすく、下腹部が出やすくなります。
この遺伝子は日本人の約3割が持っていて、糖分を分解するインスリンの分泌量が少ないので糖尿病を発症しやすくなってしまいます。

UPC1はエネルギー生産に関わる遺伝子で、体脂肪の蓄積に影響してきます。
この遺伝子の有無により、代謝量が約100kcal変わってくると言われています。
下半身に脂肪が付きやすくなり、日本人の約2割がこの遺伝子を持っています。
この遺伝子により子宮関係の病気やがんを発症する確率が上がってしまいます。

β2ARは脂肪分解に関わる遺伝子になります。
この遺伝子を持っていると、基礎代謝量が約200kcal高くなります。
つまり太りづらくなる遺伝子なのですが、一度太ってしまうと痩せづらいという特徴を持っています。
日本人の約2割がこの遺伝子を持っており、低血圧やうつ病などを発症しやすいとされています。

両親が肥満の場合は子供は約8割の確率で肥満になるとされています。
片方が肥満の場合は約5割、どちらも肥満でない場合は約1割の確率だとされています。
この数字を見ると遺伝の影響は大きく感じるかもしれませんが、肥満の原因は遺伝子が3割だと言われています。
ほとんどの原因は同じ食生活だと考えられています。
遺伝だからと諦めないで、バランスの良い食事や運動を行って改善を心掛けることが大切になります。

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